海の中から空を見上げると、
いつもの青空が少しだけ遠いものに見えます。
水面はきらきらと揺れていて、
白い雲も、太陽の光も、
まっすぐではなく、やわらかく形を変えながら届いてきます。
その向こうに、朱色の鳥居が見えました。
はっきりと見えるわけではありません。
水のゆらぎに包まれて、
まるで夢の中の景色のように、
そこにあるのか、ないのか分からないくらい静かに浮かんでいます。
鳥居の中央には、巫女さんの姿がぼんやりとありました。
白い小袖と赤い袴。
ゆっくりと振られる祓い串。
その白い紙垂が、水面越しにふわりと揺れて見えます。
海の中なのに、
そこには不思議と息苦しさがありません。
透明な水と、青い空と、白い雲と、
差し込む太陽の光が、
ひとつの静かな祈りのように重なっています。
きっとこれは、
誰かに見せるための景色ではなく、
偶然そこに居合わせた人だけが見つけられる、
小さな神聖さなのだと思います。
鳥居も、巫女さんも、主役になりすぎない。
ただ、海の底から空を見上げたとき、
ふと世界の向こう側に祈りが見えた。
そんな一瞬が、
この画像の中には静かに閉じ込められている気がします。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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よろしければ、
のぞいてみてください

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