2026年5月18日月曜日

海の底から見上げた、小さな祈り

海の底から見上げた、小さな祈り

海の中から空を見上げると、
いつもの青空が少しだけ遠いものに見えます。

水面はきらきらと揺れていて、
白い雲も、太陽の光も、
まっすぐではなく、やわらかく形を変えながら届いてきます。

その向こうに、朱色の鳥居が見えました。

はっきりと見えるわけではありません。
水のゆらぎに包まれて、
まるで夢の中の景色のように、
そこにあるのか、ないのか分からないくらい静かに浮かんでいます。

鳥居の中央には、巫女さんの姿がぼんやりとありました。

白い小袖と赤い袴。
ゆっくりと振られる祓い串。
その白い紙垂が、水面越しにふわりと揺れて見えます。

海の中なのに、
そこには不思議と息苦しさがありません。

透明な水と、青い空と、白い雲と、
差し込む太陽の光が、
ひとつの静かな祈りのように重なっています。

きっとこれは、
誰かに見せるための景色ではなく、
偶然そこに居合わせた人だけが見つけられる、
小さな神聖さなのだと思います。

鳥居も、巫女さんも、主役になりすぎない。
ただ、海の底から空を見上げたとき、
ふと世界の向こう側に祈りが見えた。

そんな一瞬が、
この画像の中には静かに閉じ込められている気がします。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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