2026年3月3日火曜日

赤い矢印が教える、沈む瞬間の美しさ

画面の隅に、赤い矢印がひとつ
静かに下を向き、ただそこに在るだけ
鮮やかな赤が、胸の奥をそっと揺らす

下を向くことは、決して後退ではない
落ちることも、沈むことも、全ては流れの一部
矢印は教える、見下ろすことでしか見えない景色があると

忙しい一日の中で、目を留める小さな赤
そのシンプルな線の先に、思わず息を呑む瞬間がある
何かを手放す勇気も、受け入れる強さも、ここに宿る

矢印は言わない、ただ下を向くだけ
でも私は気づく、降り注ぐ光と影の間で、世界は回ると
赤い矢印と一緒に、今日の私もまた、静かに深呼吸をする

沈む瞬間にも美しさがある―― 赤の矢印は、そんな小さな詩を教えてくれるのだった。

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