2026年4月28日火曜日

空を泳ぐ鯉のぼりの絶景

空を泳ぐ鯉のぼりの絶景

空を見上げた瞬間、
そこには数えきれないほどの鯉のぼりが泳いでいた。

青い空を背景に、
赤や藍色や黒の鯉のぼりが、
風を受けながら大きくうねっている。

まるで川ではなく、
空そのものが流れているようだった。

下には静かな川があり、
遠くには山並みが見える。

昔ながらの家並みと、
初夏の光と、
風に揺れる鯉のぼり。

それだけなのに、
なぜか胸の奥が少し明るくなる。

鯉のぼりは、
ただの飾りではないのかもしれない。

子どもの成長を願う気持ちや、
家族の幸せを願う気持ちや、
これから先も元気に進んでほしいという思いが、
布の形をして空へ上がっている。

たくさんの鯉のぼりが並んでいるのに、
不思議と騒がしくはない。

むしろ、
とても大きな祝福の景色を見ているような気がする。

風が吹くたびに、
鯉のぼりは少しずつ形を変える。

そのたびに、
空の中に命があるように見える。

もし本当にこんな景色があったら、
きっと立ち止まって、
しばらく何も言えなくなると思う。

写真に残したいというより、
心の中にしまっておきたくなる。

そんな、
あったら少し国宝級だと思える鯉のぼりの景色だった。


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