2026年5月20日水曜日

青空の下で、ひよこが笑った日

青空の下で、ひよこが笑った日

空が、こんなに広い日がある。

そう思っただけで、胸の中にあった小さな重さが、少しだけほどけていくような気がしました。

マリーゴールドの丘には、黄色と橙色の花が、風に揺れながらどこまでも続いていました。

その上には、絵の具を水で溶かしたような青空。

白い雲はふんわりと浮かび、まるで丘の上にいるみんなを、やさしく見守っているようでした。

浴衣を着た和風エルフは、花畑の小道にそっと膝をつきました。

足元には、小さなひよこたち。

ふわふわの体で、よちよちと歩きながら、まるでこの世界の明るさを全部集めたように見えます。

エルフは手を差し出しました。

ひよこは少しだけ首をかしげて、
それから小さな足で近づいてきます。

その何気ない動きが、なぜかとても大切なものに見えました。

大きな出来事ではありません。

誰かに語り継がれるような物語でもありません。

ただ、青い空があって、白い雲があって、
マリーゴールドが咲いていて、ひよこが歩いている。

それだけの景色です。

けれど、そういう景色の中にこそ、
心が休まる瞬間があるのかもしれません。

空を見上げれば、まだ広い場所がある。

花を見れば、まだ明るい色がある。

小さなひよこを見れば、まだ笑ってしまう理由がある。

このイラストを見ていると、そんなふうに思えてきます。

風に舞う花びらは、急がなくてもいいよ、と言っているようでした。

雲は、焦らなくても流れていけるよ、と言っているようでした。

そして青空は、何も言わずに、ただ大きく広がっていました。

たぶん癒しというものは、特別な言葉よりも、
こういう一枚の景色の中にあるのだと思います。

明るくて、やさしくて、少しだけ夢のようで。

それでも、どこか本当にありそうな気がする。

マリーゴールドの丘で、和風エルフとひよこたちが遊んでいる。

ただそれだけなのに、見ているこちらまで、
青空の下で深呼吸したくなるような一枚でした。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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